
接合部分の強化は万全か?
1. 鋼製束(こうせいづか)
写真の中央に写っている、銀色の柱のようなものが「鋼製束」です。
* 役割:
* 建物(特に床)を支える大切な柱です。
* 建物が地面に沈み込んだり、地震で揺れたりするのを防ぎます。
* 昔は木で作られていましたが、今は丈夫な鋼鉄でできています。
* 特徴:
* 強い: 木の束よりもずっと丈夫で、建物をしっかりと支えます。
* 長持ち: 腐ったり、シロアリに食べられたりする心配がありません。
* 高さ調整ができる:
* 束の上部にあるネジを回すことで、高さを微調整できます。
* 地震などで建物が少し傾いた時でも、水平に戻せる場合があります。
2. 大引受け金物(おおびきうけかなもの)
鋼製束の上に乗っている、四角い箱のようなものが「大引受け金物」です。
* 役割:
* 大引という、床を支える太い横木を乗せるための金具です。
* 鋼製束と大引をしっかりと繋ぎ、床を安定させます。
* 特徴:
* 頑丈: 大引の重さに耐えられるよう、丈夫に作られています。
* ズレ防止: 大引がズレたりしないように、工夫された形をしています。
3. 両方の組み合わせ
鋼製束と大引受け金物は、セットで使うことで、床をしっかりと支えることができます。
* 建物全体を支える:
* 鋼製束が地面からの力を受け止め、大引受け金物を介して大引に伝え、床全体を支えます。
* 床の歪みを防ぐ:
* 鋼製束の高さを調整することで、床の歪みを防ぎ、水平な状態を保てます。
まとめ
写真に写っている鋼製束と大引受け金物は、建物を支えるための大切な部品です。
特に、床の安定に大きく貢献しています。
もし、ご自宅の床がギシギシ鳴ったり、傾いているように感じたら、専門業者に点検してもらうことをお勧めします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。