#13全面改装工事⑥接合部分の強化は万全か?

鋼製束と大引受け金物
鋼製束と大引受け金物

接合部分の強化は万全か?

1. 鋼製束(こうせいづか)

写真の中央に写っている、銀色の柱のようなものが「鋼製束」です。

 * 役割:

   * 建物(特に床)を支える大切な柱です。

   * 建物が地面に沈み込んだり、地震で揺れたりするのを防ぎます。

   * 昔は木で作られていましたが、今は丈夫な鋼鉄でできています。

 * 特徴:

   * 強い: 木の束よりもずっと丈夫で、建物をしっかりと支えます。

   * 長持ち: 腐ったり、シロアリに食べられたりする心配がありません。

   * 高さ調整ができる:

     * 束の上部にあるネジを回すことで、高さを微調整できます。

     * 地震などで建物が少し傾いた時でも、水平に戻せる場合があります。

2. 大引受け金物(おおびきうけかなもの)

鋼製束の上に乗っている、四角い箱のようなものが「大引受け金物」です。

 * 役割:

   * 大引という、床を支える太い横木を乗せるための金具です。

   * 鋼製束と大引をしっかりと繋ぎ、床を安定させます。

 * 特徴:

   * 頑丈: 大引の重さに耐えられるよう、丈夫に作られています。

   * ズレ防止: 大引がズレたりしないように、工夫された形をしています。

3.  両方の組み合わせ

鋼製束と大引受け金物は、セットで使うことで、床をしっかりと支えることができます。

 * 建物全体を支える:

   * 鋼製束が地面からの力を受け止め、大引受け金物を介して大引に伝え、床全体を支えます。

 * 床の歪みを防ぐ:

   * 鋼製束の高さを調整することで、床の歪みを防ぎ、水平な状態を保てます。

まとめ

写真に写っている鋼製束と大引受け金物は、建物を支えるための大切な部品です。

特に、床の安定に大きく貢献しています。

もし、ご自宅の床がギシギシ鳴ったり、傾いているように感じたら、専門業者に点検してもらうことをお勧めします。

ご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。