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#7全面改装工事②50年以上経っていますがまだまだ使えるぞ

50年以上経っていますがまだまだ使えるぞ

【リフォーム事例紹介】I様邸・Before編 — 長年連れ添った家との、これからの付き合い方

「もう30年以上住んできたから、そろそろ手を入れてあげないとね」

打ち合わせの席で、I様が少し照れたように笑いながら、そうおっしゃいました。長く暮らしてきた家への愛着と、これから先の暮らしへの少しの不安。その両方が静かに混ざり合った言葉に、私たちもぐっと背筋が伸びる思いがしました。

今回からしばらくの間、実際にReafがお手伝いしているリフォームの現場を、Before・Afterに分けてご紹介していきます。第一弾としてお届けするのは、見附市内にあるI様邸。築年数が積み重なり、そろそろ全体的に手を入れたい——というご相談からスタートした事例です。

■ 現場で見えてきた、家からの「サイン」

最初にI様邸へお伺いしたとき、まず目に入ったのは外壁でした。塗装はところどころ剥がれて下地が顔を出し、屋根に上がってみると瓦のずれもいくつか確認できました。雨や雪、強い陽射しを30年以上にわたって受け止めてきた住まいですから、当然といえば当然なのですが、放っておくと雨漏りや構造への影響につながる手前の状態でした。

室内に上がらせていただくと、壁紙は剥がれかけている箇所がいくつかあり、廊下の床は歩くと少し沈む感触がありました。生活に困るほどではないけれど、毎日気になる——そんな小さな違和感が、家のあちこちに積み重なっている状況です。

I様ご自身も、「ずっとだましだまし暮らしてきたけれど、そろそろちゃんと向き合いたい」とおっしゃっていました。

■ 「建て替え」ではなく「リフォーム」を選ばれた理由

実はI様邸には、もう一つ大切な事情がありました。前面道路の幅が狭く、もし新築で建て替えるとなると、セットバックが必要になってしまうのです。

セットバックというのは、建築基準法上、幅員が一定に満たない道路に面した敷地で建て替えをする際、将来的に道路を広げられるよう、建物を後ろに下げて建てなければならないというルールです。つまり、新築にすると、今までより建てられる面積が小さくなってしまうということ。

「せっかく長年住んできた土地なのに、家が小さくなってしまうのは少し寂しいですよね」とI様。建て替えるか、リフォームするか——多くのお客様が悩まれる選択ですが、I様邸の場合は、敷地条件を活かしながら今の住まいに新しい命を吹き込めるリフォームのほうが、ご家族の希望にもしっくりくる選択でした。

築年数が経った家でも、骨組みがしっかりしていれば、リフォームで十分に長く快適に住み続けることができます。「建て替えだけが正解じゃない」というのは、現場で多くの住まいを見てきた私たちの実感でもあります。

■ I様がリフォームに込めた想い

今回のリフォームで、I様が大切にされたいと考えていらっしゃるのは、次のような点でした。

ひとつは、老朽化した部分をきちんと直して、これから先も安心して暮らせる住まいにすること。家の寿命を延ばすという視点だけでなく、ご家族が安心して過ごせる土台をつくり直したい、という想いがありました。

二つ目は、家族構成の変化に合わせた間取りの見直しです。建てた当時とは家族のかたちが変わり、使われなくなった部屋もあれば、もっと広く使いたい場所も出てきました。これからの暮らしに合わせて、間取りそのものを編み直していきます。

三つ目は、冬の寒さ対策。新潟の冬は、皆さんよくご存じの通り厳しいものです。「朝起きたときに、リビングまで行くのが寒くて」というお話は、地元のお客様からよく耳にする悩みでもあります。断熱性を高めることで、暖房の効きはもちろん、家全体の体感温度がずいぶん変わってきます。

そして最後が、収納の見直しです。長く暮らしていると、どうしてもモノは増えていきます。「片付けたいのに、しまう場所がない」という状態を、収納計画から一緒に考え直していきます。

■ 「どこから手をつけたらいいか分からない」が出発点

実は、I様も最初にご連絡をくださったときは、「リフォームしたい気持ちはあるけれど、何から相談すればいいのか分からない」とおっしゃっていました。

これは、Reafにご相談いただく方に本当に多いお話です。長く暮らしてきた家ほど、気になる箇所が複数あって、優先順位がつけにくくなるのは自然なことだと思います。さらにI様邸のように、敷地条件によって「建て替えとリフォームのどちらがいいのか」という根本的な選択から悩まれるケースも少なくありません。

だからこそ私たちは、まず家全体をじっくり見せていただいて、お客様の暮らしぶりやご希望、そして敷地の条件まで含めて一つずつ整理していくところから始めています。

「直す」だけでなく、「これからの暮らしをどう楽しむか」までを一緒に考えていく——それが、Reafが大切にしているリフォームの形です。


次回は、このI様邸がどのように生まれ変わったのか、After編としてご紹介する予定です。間取りの変更、断熱、収納——それぞれにReafなりのアイデアを盛り込んでいますので、よければまた覗きにきてください。

 

見附市でリフォームをご検討中の方、「まだ漠然としたイメージしかない」という段階のご相談も大歓迎です。敷地条件や予算のことなど、デリケートなお話も丁寧にお伺いしますので、どうぞお気軽にお声がけください。