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#20全面改装⑪築50年の古民家が最新技術で蘇る!高気密高断熱リノベーション

築50年の古民家が最新技術で蘇る!高気密高断熱リノベーション

「冬は、家の中なのに息が白くなるんです」 「廊下を歩くと、足元から冷気がじわじわ上がってくる」 「窓には、いつも結露がびっしり……」 新潟で築年数の経った古民家にお住まいの方から、よくお伺いする お悩みです。今回ご紹介するO様邸も、まさにこの「古民家あるある」 を丸ごと抱えていた、築50年のお住まいでした。 ご家族が長く大切にしてきた、太い梁と土間のある家。けれど、 冬の寒さばかりはどうしても我慢の限界で——というのが、リノ ベーションのご相談をいただいたきっかけでした。

 

■ 古民家ならではの、見えない弱点 築50年ともなれば、家そのものの骨格は実は今でも十分に通用する つくりであることが多いものです。O様邸も、現地で拝見した結果、 柱や梁といった主要構造はまだまだ長く使える状態でした。木造 在来工法の良質な部材を、当時の大工が丁寧に組み上げた家—— 50年経ってもなお、揺るぎない骨組みでした。 ただ、当時の住宅は今ほど「断熱」や「気密」という概念が一般化 していなかったため、壁の中はほとんど断熱材が入っていない状態。 窓は薄いシングルガラス、サッシは隙間風が通り放題、床下からは 地面の冷気が直接上がってくる構造でした。 つまり、家の骨は元気なのに、冬の寒さに対する「服」を着ていない 状態だったわけです。新潟の真冬、これだけ寒い思いをするのも 当然と言えば当然でした。 ご家族からいただいたご要望は、明確でした。 「この家の雰囲気は絶対に残したい。でも、寒さと結露だけは 何とかしたい」 古民家の趣をそっくり残しつつ、現代の快適性を後から仕込む—— 少しチャレンジングですが、私たちReafが得意とする領域でも あります。

 

■ Reafが選んだ、3つの軸 このリノベーションでは、大きく3つの軸で工事を進めていきました。 【軸1|全面的な高気密・高断熱化】 まず手をつけたのが、家全体の「服」を着せ直す工事です。 壁の中には高性能の断熱材(現場発泡ウレタン)をしっかり充填し、 床下にも断熱材を敷き込み直しました。屋根面も忘れずに断熱補強 を行い、家全体を断熱層でぐるりと包み込むイメージでつくり替えて いきます。 サッシは、樹脂サッシ+Low-E複層ガラスに交換。これだけで、 窓まわりの体感温度はがらりと変わります。さらに、気密シートを 丁寧に施工することで、隙間風の侵入を最小限に抑えました。気密 測定も実施し、数値で性能を確認しています。 【軸2|24時間システム換気の導入】 「気密を高めたら、空気がこもって息苦しくなるのでは?」と ご質問をいただくことがあります。実はその真逆で、気密を高める ほど、計画的な換気が大切になるのです。 O様邸では、24時間稼働する第一種換気システム(熱交換型)を 新たに導入しました。家全体の空気を、目に見えないところで常に ゆっくり循環させ、新鮮な外気を取り込みながら、湿気や生活臭、 ハウスダストを排出していく仕組みです。熱交換機能により、室内 の暖かい空気の熱を逃さずに換気できる省エネ性能も大きな魅力 です。 これにより、冬場の悩みの種だった結露が大幅に減り、家全体の 空気がいつもすっきりした状態に保たれるようになりました。 【軸3|古民家の魅力を、あえて残す設計】 ここがいちばん神経を使った部分かもしれません。 立派な太い梁、土間の風情、建具の意匠——O様邸が長年大切に してきた魅力的な要素は、一つひとつ丁寧に残していきました。 古い梁は表しのまま見せ、磨き直して再利用。建具も、状態の 良いものはそのまま活かしました。 「断熱を強化する」というと、どうしても「壁を増やす」「窓を 小さくする」といった方向に行きがちですが、それでは古民家の 魅力が消えてしまいます。Reafでは、断熱性能を確保しながらも、 空間の広がりや木の表情をできるだけ損なわない設計を心がけ ました。

 

■ 工事を終えて、O様の暮らしはどう変わったか 工事完了後、最初の冬をお過ごしになったO様から、こんなお話を いただきました。 「朝起きたときに、リビングまで行くのが寒くなくなった、という のが、いちばん大きな変化です。前は『どてらを着て廊下を渡る』 のが日課だったのに、今は寝間着のままで歩いていける」 「結露が、本当に出なくなりました。窓ガラスにびっしり水滴が ついていた光景を、今年は見ていません」 「光熱費も、思っていた以上に下がりました。前と比べて、暖房の 効きが全然違います」 実際、断熱・気密を一気にレベルアップさせると、暖房効率が ぐっと上がるため、光熱費は目に見えて減ることが多いです。 O様邸でも、月々の暖房費が以前より大幅に抑えられたとのことで、 私たちもひと安心しました。

【数値で見るO様邸の変化(参考)】

|              項目           | Before | After |

|---------------------------------------|------------|--------------|

|冬の朝のリビング室温| 約8℃ | 約18℃ |

| 結露の状況| 全窓に発生| ほぼ発生せず |

| 暖房光熱費(冬) | 大幅な負担 | 約半分に削減 |

| 隙間風 | 常時感じる | ほぼ感じない |

 

そして何より、「古民家らしさ」がしっかり残っていること。 お邪魔すると、太い梁と新しい窓辺の光がやさしく溶け合っていて、 古さと新しさが上手に同居した、心地よい空間になっていました。

 

■ 古民家リノベーションに、Reafが大切にしていること 古民家のリノベーションは、ただ「直す」工事ではありません。 家が積み重ねてきた時間を尊重しながら、これから先の数十年を 快適に暮らせるように仕立て直す——そんな仕事だと考えています。 古い家には、新築では決して出せない味わいがあります。柱の手触り、 梁の存在感、空間が持つ独特の落ち着き。そうした魅力をそのままに、 現代の快適性をしっかり仕込んでいく。技術的には少し手間のかか る工事ですが、その手間をかけるだけの価値が、古民家には確かに あります。 「実家を譲り受けたけれど、寒くて住めない」 「思い出の詰まった家を、どうにかして次の世代まで残したい」 「建て替えるのは寂しい。でも、このままじゃ住めない」 そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度Reafにご相談ください。 家全体の状態を拝見したうえで、お住まいに合ったリノベーション のかたちを、一緒に考えていきます。現地調査・お見積もりは無料 です。 新潟県見附市から、新潟市・長岡市・三条市・燕市・加茂市など 県央エリアの住まいを支えていく。それがReafの変わらない想い です。