Reafブログ #24 デザイン3話目
ワクワクするリフォーム・リノベーションの世界へ!
【コラム】住まいは「直す」ものから「楽しんでつくる」ものへ ——リフォーム・リノベーションのデザインを考える
家は、ただの「箱」ではありません。
家族の思い出が染みこんだ場所であり、新しい暮らしの舞台であり、これから先の時間を一緒に紡いでいく空間でもあります。そんな住まいに手を入れるということは、本来とても創造的で、ささやかな冒険のような営みです。
今回は、私たちReafがふだんお客様と一緒に考えているリフォーム・リノベーションのデザインのヒントを、いくつか並べてみたいと思います。「自分の家、もう少し好きになりたいな」と思い始めている方にとって、何かのきっかけになればうれしいです。
■ デザインで意識したい、4つの視点
リフォーム・リノベーションは、必ずしも「全部新しくする」ことではありません。むしろ、今ある住まいの良さを引き出しながら、現代の暮らしに合うエッセンスを加えていくほうが、結果として満足度の高い仕上がりにつながります。
1. 素材の表情を、活かす
古民家の太い梁、長年使い込まれた床板、味わいのある建具——古い建物には、新しい材料では決して出せない表情があります。これを「古いから取り替える」のではなく、「主役として残す」方向で考えると、住まいに唯一無二の個性が宿ります。
煤(すす)けた梁をそのまま見せて、その下にすっきりとしたモダンな家具を合わせる。ヴィンテージの床材を磨き直し、白い漆喰の壁と組み合わせる。古さと新しさの絶妙な対比が、なんとも言えない居心地のよさを生んでくれます。
2. 「和」と「現代」を、無理なく混ぜる
和室の畳をフローリングに変える。襖をすりガラスのモダンな建具に置き換える。床の間を、間接照明で見せる飾り棚として再構成する——日本の住まいの良さを完全には手放さず、現代の暮らしにすり合わせていく。このさじ加減が、長く飽きずに住める空間の鍵になります。
「全部洋風にする」「全部和風で揃える」よりも、ほどよく混ざっている家のほうが、実は懐が深かったりするものです。
3. 光と風を、もう一度通す
リビングとダイニングのあいだの壁を抜く。吹き抜けを設けて1階と2階をつなぐ。北側の窓を増やして、家全体に風が抜けるようにする。
築年数の経った家は、間取りが細かく区切られていることが多く、それが光や風の通りを妨げているケースが少なくありません。壁を一枚抜くだけで、家全体が驚くほど明るく、伸びやかな表情になることがあります。
4. 照明で、空間を仕立て直す
意外と効果的なのが、照明の見直しです。
天井に蛍光灯が一つだけついている部屋と、間接照明やスポットライトを組み合わせた部屋では、同じ間取りなのに別の家のように感じられます。明るさを「均一に当てる」のではなく、「メリハリをつけて当てる」と、空間にぐっと深みが生まれます。リフォームのなかでも、比較的小さな投資で雰囲気を大きく変えられるポイントです。
■ こんな住まいが、リフォームで叶えられる
デザインの方向性が見えてきたところで、もう少し具体的に、どんな住まい方が叶えられるのかも見ていきましょう。
自然素材に包まれた、心が休まる住まい 無垢材の床、漆喰や珪藻土の壁——自然素材は、見た目の温かみだけでなく、湿気を吸ったり放したりする「呼吸する」性質を持っています。家全体の空気が穏やかになり、ただいるだけでホッとできる空間になります。
家事の負担が、ぐっと軽くなる住まい 最新のキッチンやお風呂、洗面台を導入するだけでも、毎日の家事の手間は驚くほど減ります。さらに、照明・エアコン・給湯をスマホで操作できるスマートホーム機能を取り入れれば、暮らしの細かなストレスがひと段ほぐれます。
夏も冬も、快適に過ごせる住まい 断熱材の追加、サッシの交換、内窓の設置——目には見えにくい工事ですが、これがあるかないかで、季節ごとの体感はまるで違います。新潟の冬がぐっと過ごしやすくなり、光熱費も実感できるレベルで下がります。
何十年先まで、安心して住める住まい 耐震補強、バリアフリー化——いま手を打っておくと、将来ご家族の状況が変わったときにも慌てずに済みます。「今の不便を直す」だけでなく、「未来の自分を助ける」リフォームという視点も、ぜひ持っていただきたいところです。
■ リフォームは、「直す」より「育てる」
最後にひとつ、お伝えしたいことがあります。
リフォーム・リノベーションは、単に「古くなった部分を直す」工事ではありません。家族の暮らしを見つめ直し、これから先の時間をどう過ごしたいかを考え、それに合わせて住まいを仕立て直していく営みです。
「今の家、もう少し好きになりたい」 「もっと快適に、自分らしい空間にしたい」 「使いにくい部分があるけれど、どこから手をつけたらいいか分からない」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひReafにお声がけください。一緒にじっくり考えながら、お住まいを「これから先も大切にしたい家」へと、ゆっくり育てていきましょう。
次回は、具体的な施工プロセスや、リフォーム・リノベーションで気をつけておきたいポイントについて、もう少し踏み込んでお話ししたいと思います。
