意外と知らない?「住まいの基礎」の重要性~新築と既存住宅、それぞれの安心のために~
前回の記事では、基礎の不具合がどんな症状として現れるかをお伝えしました。今回はもう少し踏み込んで、新築を考えている方にも、今の家を長く使い続けたい方にも関係する話をしたいと思います。
基礎は、家の「足腰」です
リフォームの相談を受けていると、最初はやはり目に見える部分——キッチンを替えたい、壁紙を変えたい、収納を増やしたい——という話から始まることが多いです。それは当然のことで、毎日使う場所だから気になるのは当たり前です。
ただ、そのすべてを下から支えているのが基礎です。人間で言えば足腰にあたる部分で、どんなに見た目が整っていても、足腰が弱ければ長くはもちません。家も同じで、基礎に問題があると、内装をいくら整えても根本的な解決にはなりません。
ドアや窓が開けにくくなった、床がギシギシ鳴る、壁にひびが入っている——こういった症状は、劣化や沈下で基礎に負担がかかり、建物全体が少しずつ歪んでいるサインであることがあります。
新築と既存住宅では、基礎の向き合い方が変わります
新築の場合は、その土地の地盤をしっかり調査した上で、建物の規模や構造に合った工法を選び、一から丁寧に造っていきます。基礎は後から簡単にやり直せる部分ではないので、最初の設計と施工の精度が、その後何十年もの暮らしに直結します。
既存住宅の場合は、まず「今の基礎がどういう状態か」を正確に把握することが先決です。築年数や過去の修繕履歴によって、ひび割れや強度低下、湿気による腐食、シロアリ被害、古い基準では想定されていなかった耐震性の不足など、様々な問題が隠れていることがあります。これらを適切に診断して補強・改修することで、建物の寿命を延ばし、安心して住み続けられる状態に戻すことができます。
見附市の気候は、基礎にとっても厳しい環境です
冬は雪が多く、夏は高温多湿。この気候条件は、基礎にじわじわと影響を与え続けます。
湿気が床下にこもると、カビや腐朽が進んで耐久性が落ちます。冬場に地中の水分が凍結・膨張する「凍上」という現象が起きると、基礎が押し上げられてひび割れや沈下の原因になることもあります。また、大雪の時期は屋根に積もった雪の重みが建物全体にかかるため、それを支えるだけの基礎の強度も必要です。
Reafは見附市を中心に長く仕事をしてきたので、こうした地域特有の条件はよく分かっています。換気システムの設計や、凍上を防ぐための基礎の深さ・断熱材の選び方なども、地元の気候に合わせて考えています。
Reafが基礎工事で大切にしていること
工事の前には、ひび割れ・傾き・湿気・シロアリ被害など、見えない部分まで丁寧に調査します。状態やご要望に応じて、ひび割れ補修、鉄筋の追加、地盤改良など、最適な方法を提案します。そして、基礎工事は一度完成するとやり直しがきかないからこそ、一工程ずつ品質を確認しながら進めます。
「この家を長く使い続けたい」「思い出のある空間を残したい」——そういった想いを持ってご相談に来られる方が多く、その気持ちに応えることが、私たちの仕事だと思っています。
「うちの基礎、大丈夫かな」と少しでも気になったら、まずお気軽にご相談ください。
次回は、実際にReafが手がけた既存住宅の基礎改修事例をご紹介する予定です。
