毎朝、カーテンを開けると窓がびっしりと濡れている。
雑巾で拭き取りながら、「ああ、またこの季節が来たな」とため息をつく。
新潟の冬、多くのご家庭で見られる光景です。
以前、#93(洗濯物と結露)でもお話ししましたが、この「結露」は単なる厄介者ではありません。
実は、窓ガラスに見えている結露は、氷山の一角に過ぎないかもしれないのです。
本当に怖いのは、あなたの目が届かない場所で起きている**「壁内結露(へきないけつろ)」**です。
冷たい飲み物を入れたコップが汗をかくように、暖かい部屋の空気が、断熱不足の冷たい壁の中に入り込むと、壁の「内側」で結露が発生します。
これは、拭き取ることができません。
その水分はどうなるのでしょうか?
壁の中にある断熱材を濡らし、カビを発生させ、最悪の場合、家を支える大切な柱や土台を腐らせてしまいます。
「部屋がなんとなくカビ臭い」
「壁紙にシミが出てきた」
「床がブヨブヨする」
もしそんな症状があるなら、それは家が内側から泣いているサインかもしれません。
私たちが#80(見えない壁の裏側)で、壁の内部の施工にこれほどこだわる理由は、ここにあります。
ただ隙間を埋めるだけではなく、湿気を通さない「防湿シート」を正しく施工し、壁の中に水分を入れないこと。これが、家の寿命を決定づけるのです。
#98(光熱費の節約)でお伝えした断熱リフォームは、単に部屋を暖かくして電気代を下げるだけではありません。
大切な資産である家を、腐食という「見えない病気」から守るための手術でもあるのです。
「ウチの壁の中は、大丈夫だろうか?」
もし、窓の結露がひどい場合は、壁の中でも同じことが起きている可能性が高いと言えます。
手遅れになる前に、一度プロの目による診断を受けてみませんか?
あなたの家が、10年後も健康でいられるように。
見えない場所こそ、私たちにお任せください。
